ExcelやWordで図形を作成し、「塗りつぶし」にパターンを設定した場合、
パターンの色(前景)と背景色(背景)を選択できますが、背景色には「単色」のように「塗りつぶしなし」がなく、透過させることができません。
そこで、背景を透過させる方法を2種類ご紹介します。
使用したのはExcel for Office 365ですが、他のバージョンでもいずれかの方法でできると思います。
1.「塗りつぶし(図またはテクスチャ)」にパターン画像(PNG、JPEG)を指定する
<前準備>
- Excelで正方形の図形を描画し、使用したいパターン(枠なし)を作成します。
- 画像ソフトにコピペしてパターン画像を作成しておきます。
※パターン画像を透過PNGで作成しておくと、さらに便利です。
でも作るのが面倒~って方のために、6点ご用意したので、ダウンロードしてお使いください。[透過PNGパターン画像ダウンロード]
<手順>
- 任意の図形を描画し、右クリックして表示されるコンテクスト メニューから「図形の書式設定」をクリックすると、作業ウィンドウが表示されます。
- 「図形のオプション>塗りつぶし>塗りつぶし(図またはテクスチャ)」を選択します。
- 「図の挿入元」オプションの「ファイル」ボタンをクリックして、先ほど作成した図形のパターン画像を選択します。
●パターン画像が透過PNGや透過GIFの場合はこれで完了!●パターン画像が透過ではない場合は次へ…
- 「図形の書式設定」に「透明度」オプションが表示されるので、80%程度にレバーをドラッグします。
2.VBAコードで透過率(80%)を設定する
- 図形の塗りつぶしに「パターン」を設定します。(アクティブにしたままで次へ)
- VBEの画面に切り替えます。(開発タブの「Visual Basic」または「Alt+F11」)
- VBEの「イミディエイトウィンドウ」を表示します。(「表示」メニューまたは「Ctrl+G」)
- 「イミディエイトウィンドウ」内に次のコードを入力して「Enter」キーを押します。
Selection.ShapeRange.Fill.Transparency = 0.8
※このコードは透過率80%を指定します。よく使用する場合は、個人用マクロブックにマクロを保存してリボンに登録しておくといいですね!
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透過PNGパターン
ご自由にダウンロードしてください。(289px×289px 72ppi)